“愛娘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まなむすめ94.3%
あいじょう5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養家の義父は病床につき、許嫁いいなずけ愛娘まなむすめは、生涯の女の不幸を約されてしまった。——そのほかの罪は、数えればりもないくらいだ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殺された一宮かおるは、××女学校の校長の愛娘まなむすめだったのであるが、教育家の家庭から不良児の出るのは、珍らしいことではない。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(ともあれ愛娘あいじょうの身を先に淮南へお送りあるなれば、充分、好意をもってご返答に及ぼう)
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂布は、反覆はんぷく常なく、書簡の上だけでは、とうてい信用できかねるが、もしこの際でも、愛娘あいじょうを送ってくるほどな熱意を示すならば、それを誠意のあかしとみとめて、朕も国中の兵を
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)