“愛相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいそ51.9%
あいさう33.3%
あいそう14.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
微酔以上なそぞろ心地も手助てつだっていたことだし、稀れには、彼女がどんな愛相あいそを見せるかと、ふと見たい気もしたものにちがいない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
客の多くは、お愛相あいさうぶりにその石を受取りはするが、石は女の手のやうに暖かではないので、その儘そつと畳におかない訳にかない。
「御機嫌よろしゅう」、「さようなら」なんぞという詞が、愛相あいそうい女学生達の口から、さえずるように出た。詠子さんは窓の内に真っ直に立って、あごで会釈をしている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)