“あいさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛想47.4%
愛相47.4%
愛憎5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宰相は肥つた体躯からだを椅子にもたせて、何か善くない事を考へてゐたらしかつたが、この休職外交官を見ると、急に拵へたやうな愛想あいさうぶりを言つた。
それといふのが、はじまりは嬢様ぢやうさまが、それ、馴染なじみ病人びやうにんには毎日まいにちかほはせるところから、愛相あいさうの一つも、あなたおいたみますかい、甚麼どんなでございます
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お前さんがそんな賤しい仕事をしてる為にわたしは貴婦人に交際つきあひが出来ないぢや無いの。わたしはもうお前さんに愛憎あいさうが尽きたから此家このうちを出てきます。
金剛石 (新字旧仮名) / 夢野久作(著)