“あいぞう”の漢字の書き方と例文
語句割合
愛憎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆゑ彌子びしおこなひいまはじめかはらざるに、まへにはけんとせられて、のちにはつみものは、(一〇九)愛憎あいぞう至變しへんなり
物事に対する愛憎あいぞうは多い方である。手廻りの道具でも気に入ったの、きらいなのが多いし、人でも言葉つき、態度、仕事のくちなどで好きな人と嫌いな人がある。
伯姫から云えば、現衛侯ちょうおい、位を窺う前太子は弟で、親しさに変りはないはずだが、愛憎あいぞうと利慾との複雑な経緯けいいがあって、妙に弟のためばかりを計ろうとする。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)