“あいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛想81.5%
愛相14.8%
愛憎3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『まあ、ゆつくりなさいまし。表はお寒うございますから。』と、女房は愛想あいそうよく云つて、わたしの火鉢に炭を継いでくれたりした。
赤い杭 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
で智深はただ、彼らの愛相あいそうや馬鹿ばなしに退屈を忘れ、他愛もなく一しょに興じあっていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の性質は人に附合つきあいして愛憎あいそうのない積りで、貴賤貧富、君子も小人も平等一様、芸妓に逢うても女郎を見ても塵も埃もこれを見て何とも思わぬ。何とも思わぬから困ることもない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)