“愛惜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あいせき48.6%
あいじゃく29.7%
あいじやく8.1%
いとし5.4%
いとほし2.7%
おしみ2.7%
をし2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“愛惜”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史40.0%
芸術・美術 > 絵画 > 日本画2.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
なにがさて萬金かへじと愛惜あいせきして居る石のことゆゑ、雲飛は一言のもとに之を謝絶しやぜつしてしまつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
天下てんかたからといふものはすべてこれを愛惜あいせきするものにあたへるのが當然たうぜんじや
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ただ、幸いにしてこのまちの川の水は、いっさいの反感に打勝つほど、強い愛惜あいじゃくを自分の心に喚起してくれるのである。
松江印象記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
紫のひもを以てもとどりうのが、当時の官吏の頭飾とうしょくで、優が何時までその髻を愛惜あいじゃくしたかわからない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もつとも僕は両国の鉄橋に愛惜あいじやくを持つてゐないやうにこの煉瓦建れんぐわだての芝居小屋にも格別の愛惜を持つてゐない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかしもう、かれこれ十年近く、いつもこの机に向つてゐることを思ふと、さすがに愛惜あいじやくのないわけでもない。
身のまはり (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
女は、高氏の曲もない飲みぶりに、その杯を愛惜いとしんで、
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俺は俺自身が愛惜いとしい、命が惜しい、死に度くない、況して嘘か真実ほんとか第三者の中傷か、いざとなつたら二人のどちらが罪が重くなるだらうと一時はわなわな顫へたといふ、あの軽薄なお跳ねさんなんぞと一緒に死んでどうなる——
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
お互ひに大切だいじにする事だ、愛惜いとほしい物は命だと、私が云へば、妻も寂しく笑つて噎せた。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
時には富豪のように散じ、時には貧者のように貯えて、愛惜おしみ濫費むだづかいの別が見えないのであります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
わざびとやわざに遊ぶといにしへは一生ひとよの命かけて愛惜をしみき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)