“あいせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛惜81.5%
哀惜14.8%
愛石3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かうしてさへ行けば、忙しい生活の間に心に浮んでは消えてゆく刹那々々の感じを愛惜あいせきする心が人間にある限り、歌といふものは滅びない。
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
青い焔が燃え、赤い表紙が生き物のようにり始め、やがてそれが赤い焔になって行った。かすかな哀惜あいせきの思いに胸がつまった。私は電信の下士官に話しかけた。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
蓬平作ほうへいさく墨蘭図ぼくらんづ一幀いつたう司馬江漢作しばかうかんさく秋果図しうくわづ一幀、仙厓せんがいさく鐘鬼図しようきづ一幀、愛石あいせき柳陰呼渡図りういんことづ一幀、巣兆さうてう樗良ちよら蜀山しよくさん素檗そばく乙二等おつじらの自詠を書せるもの各一幀、高泉かうせん慧林ゑりん天祐等てんいうらの書各一幀
わが家の古玩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)