『桜島(さくらじま)』
七月初、坊津にいた。往昔、遣唐使が船出をしたところである。その小さな美しい港を見下す峠で、基地隊の基地通信に当っていた。私は、暗号員であった。毎日、崖を滑り降りて魚釣りに行ったり、山に楊梅を取りに行ったり、朝夕峠を通る坊津郵便局の女事務員と …
作品に特徴的な語句
度(タシ) 直(ちょく) 険(けわし) 終(おお) 断(ぎ) 眼(まな) 稚(おさ) 免(まぬ) 連(つら) 虚(うつ) 外(そ) 焦(こが) 止(と) 伴(ともな) 眼(ま) 手拭(てぬぐ) 傷(きず) 悔(くい) 徒歩(とほ) 酒盃(しゅはい) 凄(すさ) 尽(つ) 定(さだ) 奴(やっこ) 外(はず) 衣嚢(いのう) 呆(ほう) 焦(こ) 滲(し) 滅亡(めつぼう) 深碧(ふかみどり) 狭(せば) 獲(と) 畏(おそ) 疾風(しっぷう) 発議(はつぎ) 木目(きめ) 断(た) 擬(ぎ) 摺(ず) 掌(て) 据(すわ) 挙動(きょどう) 空(から) 手摺(てず) 怠(なま) 思念(しねん) 度(たび) 翔(かけ) 耳朶(じだ) 脅(おび) 婢(おんな) 妓(おんな) 壕(ごう) 四周(まわり) 嘲(あざ) 訊(たず) 訝(いぶ) 降(くだ) 陥(お) 逆(さから) 領(りょう) 俄(にわ) 馴染(なじ) 凝視(ぎょうし) 亡(ほろ) 途断(とだ) 侘(わ) 破目(はめ) 眩惑(げんわく) 顎(あご) 額(ひたい) 頸(くび) 睨(にら) 瞳(ひとみ) 瞼(まぶた) 頑丈(がんじょう) 韻律(いんりつ) 矜持(きょうじ) 石畳(いしだたみ) 石鹸(せっけん) 砂塵(さじん) 空襲(くうしゅう) 糞(くそ) 鍬(くわ) 粘(ねば) 米(メートル) 籤(くじ) 筈(はず) 端麗(たんれい) 窪地(くぼち) 窪(くぼ) 霧雨(きりさめ) 砕(くだ) 類(たぐい) 静穏(せいおん) 硬(こわ) 隙(すき) 隔(へだ) 鞭(むち)