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『桜島』
ふりがな文庫
『
桜島
(
さくらじま
)
』
七月初、坊津にいた。往昔、遣唐使が船出をしたところである。その小さな美しい港を見下す峠で、基地隊の基地通信に当っていた。私は、暗号員であった。毎日、崖を滑り降りて魚釣りに行ったり、山に楊梅を取りに行ったり、朝夕峠を通る坊津郵便局の女事務員と …
著者
梅崎春生
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「素直 創刊号」1946(昭和21)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間14分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
度
(
タシ
)
直
(
ちょく
)
険
(
けわし
)
終
(
おお
)
断
(
ぎ
)
眼
(
まな
)
稚
(
おさ
)
免
(
まぬ
)
連
(
つら
)
虚
(
うつ
)
外
(
そ
)
焦
(
こが
)
止
(
と
)
伴
(
ともな
)
眼
(
ま
)
手拭
(
てぬぐ
)
傷
(
きず
)
悔
(
くい
)
徒歩
(
とほ
)
酒盃
(
しゅはい
)
凄
(
すさ
)
尽
(
つ
)
定
(
さだ
)
奴
(
やっこ
)
外
(
はず
)
衣嚢
(
いのう
)
呆
(
ほう
)
焦
(
こ
)
滲
(
し
)
滅亡
(
めつぼう
)
深碧
(
ふかみどり
)
狭
(
せば
)
獲
(
と
)
畏
(
おそ
)
疾風
(
しっぷう
)
発議
(
はつぎ
)
木目
(
きめ
)
断
(
た
)
擬
(
ぎ
)
摺
(
ず
)
掌
(
て
)
据
(
すわ
)
挙動
(
きょどう
)
空
(
から
)
手摺
(
てず
)
怠
(
なま
)
思念
(
しねん
)
度
(
たび
)
翔
(
かけ
)
耳朶
(
じだ
)
脅
(
おび
)
婢
(
おんな
)
妓
(
おんな
)
壕
(
ごう
)
四周
(
まわり
)
嘲
(
あざ
)
訊
(
たず
)
訝
(
いぶ
)
降
(
くだ
)
陥
(
お
)
逆
(
さから
)
領
(
りょう
)
俄
(
にわ
)
馴染
(
なじ
)
凝視
(
ぎょうし
)
亡
(
ほろ
)
途断
(
とだ
)
侘
(
わ
)
破目
(
はめ
)
眩惑
(
げんわく
)
顎
(
あご
)
額
(
ひたい
)
頸
(
くび
)
睨
(
にら
)
瞳
(
ひとみ
)
瞼
(
まぶた
)
頑丈
(
がんじょう
)
韻律
(
いんりつ
)
矜持
(
きょうじ
)
石畳
(
いしだたみ
)
石鹸
(
せっけん
)
砂塵
(
さじん
)
空襲
(
くうしゅう
)
糞
(
くそ
)
鍬
(
くわ
)
粘
(
ねば
)
米
(
メートル
)
籤
(
くじ
)
筈
(
はず
)
端麗
(
たんれい
)
窪地
(
くぼち
)
窪
(
くぼ
)
霧雨
(
きりさめ
)
砕
(
くだ
)
類
(
たぐい
)
静穏
(
せいおん
)
硬
(
こわ
)
隙
(
すき
)
隔
(
へだ
)
鞭
(
むち
)