“滲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にじ65.8%
33.2%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は有島武郎さんの作品をんで、作品のうちににじんでゐる作者の心の世界せかいといふものゝ大きさや、強さといふものを深くかんじます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
それは如何いかにも智識階級だけのもので、あくまで雅潤な味をたのしむものではあっても、民族の間にはみこんでゆかないのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
女の一生の悲劇の大団円カターストロフであった。啓吉は暗然として、じむなみだを押えながら面をそむけてそこを去った。
死者を嗤う (新字新仮名) / 菊池寛(著)