“滲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にじ66.1%
32.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は有島武郎さんの作品をんで、作品のうちにんでゐる作者の心の世界といふものゝ大きさや、強さといふものを深くじます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
それは如何にも智識階級だけのもので、あくまで雅潤な味をたのしむものではあっても、民族の間にはみこんでゆかないのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
女の一生の悲劇の大団円であった。啓吉は暗然として、じむを押えながら面をけてそこを去った。
死者を嗤う (新字新仮名) / 菊池寛(著)