“滲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
にじ64.6%
34.6%
0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“滲”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
空のどこから落ちて来るのか知ることの出来ぬ光が、安硝子の雲形のゆがみの上にたゆたひ、半ばは窓の内側ににじみ入る。
鳥獣剥製所:一報告書 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)
夜半夢破れて枕に通う春雨の音に東都の春のこまやかなるを忍ぶとき、御身恋しの心はにじむがごとくに湧き出ずるなり。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
春の夜とはいいながら、夜気が冷たく襟頸へみ込んで、利鎌りれんのような凄い下弦の月が植込みのはずれにかかっている。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
何しろ沖縄の音楽や踊は日々の暮しの中にみ込んでいて、むしろ暮しがそれらのものの中にあるのだといってよいと思います。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
見ると、近藤氏は右の手を、額に加えて、新しくじみ出ようとする涙を押えて居た。
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それだのに富士の裾野の水車は、水辺に夕暮の淡い色をじみ出した紫陽花あじさいの一と群れに交わって、丸裸のまま、ギイギイ声を立て、田から田へせわしく水を配ばり、米をぎ、材木をいたりして、精を出して働いている。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)