“凝視”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつ52.5%
ぎょうし24.6%
みつめ16.7%
ぎようし2.9%
みつむ1.3%
みい0.8%
0.4%
うちまも0.4%
みまも0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凝視みつめてゐると、涯の知れない遠さのなかにあるやうなその肉感が、ひどく身近くせまつてゐるので、妖しい思ひになるのであつた。
木々の精、谷の精 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
時に唇をむすんだまま足もとの地上を凝視ぎょうししていたりした。直射する秋の日の下には、なおたくさんな蟻の穴に蟻が往来していた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
机の端に置き忘れて行った新しい角帽を凝視みつめながらその時の気持を思い出そう思い出そうと努力したが、この時に限って不思議な程
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
卯平うへいかのぼんやりしたこゝろ其處そこつながれたやうに釣瓶つるべ凝視ぎようしした。かれしばらくしてからにはつた。かれそのくせしたらしながら釣瓶つるべけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
されどヴィルジリオ我に曰ふ、汝なほ何を凝視みつむるや、何ぞなほ汝の目を下なる幸なき斬りくだかれし魂の間にそゝぐや 四—六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たかしは彼の部屋の窓から寝静まった通りに凝視みいっていた。起きている窓はなく、深夜の静けさはかさとなって街燈のぐるりに集まっていた。
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
空が 凝視てゐる
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
燃ゆる眼で飽かずおんみを凝視うちまもるをみそなはすでござりませう。
その青白き発光体の尾を凝視みまもる。
初夏(一九二二年) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)