“喬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たか46.2%
たかし23.1%
きょう23.1%
けう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこはたかい欅や樫や椎の木にまじつて椋の木や櫻の木などが鬱蒼と溪から山腹を覆つてゐた。藤はその梢の一つへ咲いて出たのだ。
闇への書 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)
たかしは彼の部屋の窓から寝静まった通りに凝視みいっていた。起きている窓はなく、深夜の静けさはかさとなって街燈のぐるりに集まっていた。
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
きょう晋寧しんねいの人で、少年の時から才子だといわれていた。年が二十あまりのころ、心の底を見せてあっていた友人があった。
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
發行部數の多い婦人雜誌や投書家相手の雜誌に寄稿しない爲めもあつたらうが、彼の筆名くすのきけう太郎は、十年間文壇に介在しながら、大多數の人には新しい印象を與へた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)