“たかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タカシ
語句割合
14.8%
11.1%
11.1%
多加志11.1%
11.1%
7.4%
高領7.4%
3.7%
3.7%
鷹師3.7%
3.7%
3.7%
3.7%
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜も大勢来て居った友人(碧梧桐、鼠骨、左千夫、秀真、たかし
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ちなみに弟のたかしは、私が八歳の時に疫痢えきりで死んだ。そのためであったろう。母は又、私の処に帰って来て、大きな乳を私に見せびらかすようになった。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
或時、委員の一人にて、これも鋭利なる論弁家であった東京控訴院長長谷川たかし君が、総会の席上で原案の理由なきことを滔々とうとうと論じていると、梅君はその席から「大いに理由がある」と叫んだ。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
Sさんは午前に一度、日の暮に一度診察しんさつに見えた。日の暮には多加志たかし洗腸せんちょうをした。多加志は洗腸されながら、まじまじ電燈の火を眺めていた。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
聞いてみると、故郁子の姉の子加世子には従兄いとこの画家たかしも来ているらしかった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
賑かなM町通りを通っていると、ふと私はたかしに玩具を買って行ってやろうかと思った。玩具屋の店先には種々なものがごたごた並べてあった。私はその方にちらりと目をやって頭を振った。
生と死との記録 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
神と大稜威おほみいつ高領たかしらせば
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
鏡子はもう幾ふんかののちせまつた瑞木や花木やたかしなどとの会見が目に描かれて、泣きたいやうな気分になつたのを、まぎらすやうに。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
『僕は三番なのよ。叔母さん、たかしは四番です。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
たかしはすぐにわづかばかりの道具を片づけ、家を引きはらつて程近い海岸にゆくと、彼等は砂山に面した小さな家を借りて住んだ。
(旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
ふつと霧につゝまれた松林のなかから、たかしの喜びにみちたやうな聲を聞いた時、多緒子ははつとして大きな眼を見はりながら
(旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
鷹師たかしきみやるには
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
鷹師たかしのもとにおとづれて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
そちの食養が乏しいためか、生れる子は、清もたかしも、みな病弱だ。この上に、弱い子を生んで、風波の世へ送り出すのも罪、世のためにも、家のためにもならぬ。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歸りの乘合自動車の中で、路易のとなりに腰かけてゐたたかしといふ一人の友人が冗談のやうに彼に耳打ちした。路易はそれににつこりと笑つて見せた。
(旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
しかるに賢明なるはらたかし〕内相が熱心に画策されたる選挙法の改正が、この点にまで及ばざりしは甚だ遺憾とするところである。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
有田さん、たかしさんの体温表をもつて来てお目にかけて御覧なさい。
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)