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『珠』
ふりがな文庫
『
珠
(
たま
)
』
丁度夏に向つてる、すべての新鮮な若葉とおなじやうに、多緒子の産んだ赤ん坊は生き/\と心よく康やかに育つた。そしてそれと同時に産後思はしくなかつた彼女の肉體も恢復して來ると、ながい間産前から産後、そしていまもなほ引つゞいてゐる、いろ/\涙ぐま …
著者
素木しづ
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文章世界」1917(大正6)年8月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
夫
(
をつと
)
我
(
わが
)
等
(
など
)
幸子
(
さち
)
小
(
ちひ
)
方
(
はう
)
守
(
もり
)
忙
(
せは
)
康
(
すこ
)
小路
(
こうぢ
)
方
(
がた
)
夜
(
や
)
可愛
(
かはい
)
入
(
はひ
)
外
(
そと
)
夕方
(
ゆふがた
)
敷布
(
しきふ
)
手折
(
たを
)
幾許
(
いくら
)
何
(
なん
)
他
(
た
)
此方
(
こちら
)
父
(
とう
)
黄昏
(
たそがれ
)
眞赤
(
まつか
)
眞黒
(
まつくろ
)
肉體
(
からだ
)
赤子
(
あかご
)
身體
(
からだ
)
開
(
あ
)
風邪
(
かぜ
)
二人
(
ふたり
)
梅雨
(
つゆ
)
昨晩
(
ゆうべ
)
懷
(
ふところ
)
感染
(
うつ
)
後
(
あと
)
幸子
(
さちこ
)
巍
(
たかし
)
家
(
うち
)
大聲
(
おほごゑ
)
四邊
(
あたり
)
他人
(
ひと
)