“風邪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぜ95.0%
ふうじゃ2.7%
ふうじや2.0%
おかぜ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みゑ子は、風邪かぜ一つひかないですくすくと育った。月日は夢の間に流れて、三歳の春を迎え、みゑ子は片言まじりに歌などうたった。
盗難 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
風邪ふうじゃがやっとなおったばかりで、まだせきをして居る人の、訪問を受けたときなどは、自分の心持が暗くなった。
マスク (新字新仮名) / 菊池寛(著)
過しけるが或時喜内は不※ふと風邪ふうじやをかされてふしたるに追々熱氣強く十日餘りも床に着ければ其間若黨二人一夜代り/\に次の間へ打臥うちふし夜中の藥を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『怎うなすつたの、智恵子さん? 風邪おかぜでもお引きなすつて?』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)