“風邪薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:風邪藥
読み方割合
かぜぐすり80.0%
かざぐすり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粉にしたコーヒーをさらし木綿もめんの小袋にほんのひとつまみちょっぴり入れたのを熱い牛乳の中に浸して、漢方の風邪薬かぜぐすりのように振り出し絞り出すのである。
コーヒー哲学序説 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「それでは風邪薬かぜぐすりでも買ってべえ。それ、蒲団ふとんを頭のところからよくかぶっていねえと隙間すきまから風が入る」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
風邪薬かざぐすりを一ちょう凍傷しもやけ膏薬こうやく一貝ひとかい買ひに行つた話は聞かぬが、春のあけぼの、秋の暮、夕顔の咲けるほど、ほだゆる時、夜中にフト目のむる折など、町中まちなかめて芬々ぷんぷんにお
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)