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『コーヒー哲学序説』
ふりがな文庫
『
コーヒー哲学序説
(
コーヒーてつがくじょせつ
)
』
八九歳のころ医者の命令で始めて牛乳というものを飲まされた。当時まだ牛乳は少なくとも大衆一般の嗜好品でもなく、常用栄養品でもなく、主として病弱な人間の薬用品であったように見える。そうして、牛乳やいわゆるソップがどうにも臭くって飲めず、飲めばき …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「経済往来」1933(昭和8)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
婢
(
ひ
)
彷徨
(
ほうこう
)
皿
(
さら
)
田舎
(
いなか
)
瞞着
(
まんちゃく
)
粉黛
(
ふんたい
)
薫風
(
くんぷう
)
蝋
(
ろう
)
蝗
(
いなご
)
象牙
(
ぞうげ
)
辻
(
つじ
)
酩酊
(
めいてい
)
銀座
(
ぎんざ
)
閃光
(
せんこう
)
陋巷
(
ろうこう
)
風月
(
ふうげつ
)
麻痺
(
まひ
)
番町
(
ばんちょう
)
下手
(
へた
)
洞察
(
どうさつ
)
汁粉
(
しるこ
)
棍棒
(
こんぼう
)
木綿
(
もめん
)
憧憬
(
どうけい
)
恍惚
(
こうこつ
)
干戈
(
かんか
)
宅
(
うち
)
壺
(
つぼ
)
嘔吐
(
おうと
)
分厚
(
ぶあつ
)
佃煮
(
つくだに
)