“薫風”の読み方と例文
読み方割合
くんぷう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繁華の橋上きょうじょう乗込のりこみの役者を迎ふる雑沓の光景(第二図)より、やがて「吹屋町ふきやまちすぐれば薫風くんぷうたもとを引くに似た」る佐野川市松さのがわいちまつ油店あぶらみせ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しばらく入口で躊躇ちうちよした末、八五郎にうながされて、大輪の白百合のやうな感じのする若い娘が、一陣の薫風くんぷうと共に入つて來ました。
俳句の季題の「おぼろ」「花の雨」「薫風くんぷう」「初あらし」「秋雨」「村しぐれ」などを外国語に翻訳できるにはできても
涼味数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)