“颪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おろし75.5%
おろ15.1%
オロシ5.7%
1.9%
ねおろし1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷のように冷たいアルプスに、腹の底まで冷えあがったタヌは、そろそろ肝の虫を起こしたとみえ、ばたばた足踏みをしながら
箱根山脈の駒や足高や乙女には、まだ雪のが白く走っていた。そこからされて来る風は春とも思えない針の冷たさを含んでいる。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何處からか吹きこんだ朝山に、御が消えたのである。當麻語部の姥も、薄闇に蹲つて居るのであらう。姫は再、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
笠置ろしが、頭の中をも吹きぬけて行くような心地であった。脳膜が蚊帳のようにすずしい。そしておそろしく眼がよく見える。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とたんに御本丸から吹きおろす大体に、返咲きの桜が真白く、お庭一面に散乱した。言い知れぬ殺気が四隣に満ち満ちた。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)