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颪
ふりがな文庫
“颪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おろし
76.4%
おろ
14.5%
オロシ
5.5%
お
1.8%
ねおろし
1.8%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おろし
(逆引き)
氷のように冷たいアルプス
颪
(
おろし
)
に、腹の底まで冷えあがったタヌは、そろそろ肝の虫を起こしたとみえ、ばたばた足踏みをしながら
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
颪(おろし)の例文をもっと
(42作品)
見る
おろ
(逆引き)
箱根山脈の駒や
足高
(
あしたか
)
や乙女には、まだ雪の
襞
(
ひだ
)
が白く走っていた。そこから
研
(
と
)
ぎ
颪
(
おろ
)
されて来る風は春とも思えない針の冷たさを含んでいる。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
颪(おろ)の例文をもっと
(8作品)
見る
オロシ
(逆引き)
何處からか吹きこんだ朝山
颪
(
オロシ
)
に、御
燈
(
アカシ
)
が消えたのである。
當麻語部
(
タギマカタリ
)
の姥も、薄闇に蹲つて居るのであらう。姫は再、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
颪(オロシ)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
お
(逆引き)
笠置
颪
(
お
)
ろしが、頭の中をも吹きぬけて行くような心地であった。脳膜が
蚊帳
(
かや
)
のようにすずしい。そしておそろしく眼がよく見える。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
颪(お)の例文をもっと
(1作品)
見る
ねおろし
(逆引き)
とたんに御本丸から吹きおろす大体
颪
(
ねおろし
)
に、返咲きの桜が真白く、お庭一面に散乱した。言い知れぬ殺気が
四隣
(
あたり
)
に満ち満ちた。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
颪(ねおろし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“颪”の解説
颪(おろし)とは、冬季に山や丘から吹き下ろしてくる風の呼称である(山颪)。
(出典:Wikipedia)
颪
漢検1級
部首:⾵
12画
和製漢字
鯱
鞆
雫
鎹
鋲
辻
裃
腺
縅
籾
簗
畑
枡
枠
杣
杢
峠
嬶
塀
叺
...
気象に関する漢字
麦秋
驟雨
颱風
靄
霾
霽
霹靂
露
霰
霧
霤
霞
霜
霙
霖雨
霖
霓
霎
霄
雹
...
“颪”を含む語句
山颪
一時颪
筑波颪
赤城颪
四明颪
伊吹颪
比叡颪
木颪
胆吹颪
秩父颪
男体颪
日金颪
白根颪
白河颪
石山颪
薩摩颪
那須颪
金剛颪
金峰山颪
金峰颪
...
“颪”のふりがなが多い著者
尾崎放哉
ヴィクトル・ユゴー
谷譲次
徳冨蘆花
浜尾四郎
木暮理太郎
林不忘
谷崎潤一郎
小島烏水
三遊亭円朝