“筑波颪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つくばおろし83.3%
つくばおろ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「むむ、これから筑波颪(つくばおろし)でこの橋は渡り切れねえ」と、七兵衛はうす明るい水の上を眺めながら云った。「もうじきに白魚の篝(かがり)が下流(しもて)の方にみえる時節だ。今年もちっとになったな」
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
日はもうトップリ暮れて、筑波颪(つくばおろし)が、灰色の水を渡ってピューと吹き起ります。
その内に筑波颪(つくばおろ)しがだんだん寒さを加え出すと、求馬は風邪(かぜ)が元になって、時々熱が昂(たか)ぶるようになった。が、彼は悪感(おかん)を冒しても、やはり日毎に荷を負うて、商(あきない)に出る事を止めなかった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)