“つくばおろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
筑波下50.0%
筑波颪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピュウ/\と筑波下つくばおろしが吹き、往来はすこし止りましたが、友之助はびしょぬれの泥だらけ、元結もとゆいははじけて散乱髪さんばらがみ、面部は耳の脇から血が流れ、ズル/\した姿なりで橋の欄干に取付き
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その内に筑波颪つくばおろしがだんだん寒さを加え出すと、求馬は風邪かぜが元になって、時々熱がたかぶるようになった。が、彼は悪感おかんを冒しても、やはり日毎に荷を負うて、あきないに出る事を止めなかった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)