“霎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しば50.0%
せふ/\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
智恵子は稍しばしその物憐れな室の中を見てゐたが、黙つて襖を閉めて、自分の室に入つて行つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
我国の雪意ゆきもよひ暖国だんこくひとしからず。およそ九月のなかばより霜をおきて寒気次第しだいはげしく、九月の末にいたれ殺風さつふうはだへ侵入をかし冬枯ふゆがれ諸木しよぼくおとし、天色てんしよくせふ/\として日のひかりざる事連日れんじつ是雪のもよほし也。