“霖雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんう62.5%
ながあめ27.1%
ながめ2.1%
きりさめ2.1%
つゆ2.1%
つゆのあめ2.1%
リンウ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでは密林霖雨(りんう)の中で、見えも外聞もなく令嬢に迫りつづけ、ついにはその葛藤中にゴリラのために一撃の下に打ち殺されている。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
霖雨(ながあめ)の候の謹身(ツヽミ)であるから「ながめ忌み」とも「雨(アマ)づゝみ」とも言うた。後には、いつでもふり続く雨天の籠居を言うようになった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
盲(し)ふる眼の梅雨(つゆ)の霖雨(ながめ)を日ぐらしと子は父を思ふ父は子を蓋(けだ)し
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
斜に差しかけた破(やぶ)れ奴傘(やっこ)で煙る霖雨(きりさめ)を除けながら今しもこの髪床の前を通るところ。
霖雨(つゆ)しげし大き蝙蝠傘(かうもり)低くさし女(め)の子なるらし坂のぼり来し
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
土用(どよう)のうちの霖雨(つゆのあめ)を、微恙(びよう)の蚊帳のなかから眺め、泥濁(どろにご)つた渤海あたりを、帆船(ジヤンク)が漁(すなど)つてゐる、曾て見た支那海(しなのうみ)あたりの雨の洋中(わだなか)をおもひうかべる。
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
霖雨(リンウ)(ながめ)、長(ナガ)むなどいふ別種の言語の感じも伝習的に附け加へられて、一種の憂鬱な思(おもひ)に耽つて居る時分の有様を表はすに適当な語となつて居るが、「眺」の意は、明かに存して居る。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)