“霖雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんう60.0%
ながあめ28.9%
ながめ2.2%
きりさめ2.2%
つゆ2.2%
つゆのあめ2.2%
リンウ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでは密林霖雨の中で、見えも外聞もなく令嬢に迫りつづけ、ついにはその葛藤中にゴリラのために一撃の下に打ち殺されている。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
霖雨の候の謹身であるから「ながめ忌み」とも「づゝみ」とも言うた。後には、いつでもふり続く雨天の籠居を言うようになった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ふる眼の梅雨霖雨を日ぐらしと子は父を思ふ父は子を
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
斜に差しかけた奴傘で煙る霖雨を除けながら今しもこの髪床の前を通るところ。
霖雨しげし大き蝙蝠傘低くさしの子なるらし坂のぼり来し
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
土用のうちの霖雨を、微恙の蚊帳のなかから眺め、泥濁つた渤海あたりを、帆船つてゐる、曾て見た支那海あたりの雨の洋中をおもひうかべる。
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
霖雨(ながめ)、むなどいふ別種の言語の感じも伝習的に附け加へられて、一種の憂鬱なに耽つて居る時分の有様を表はすに適当な語となつて居るが、「眺」の意は、明かに存して居る。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)