“りんう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:リンウ
語句割合
霖雨96.8%
淋雨3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日のように降り続く霖雨りんう期にしては、珍しい程星のきらめく夜だった。所々土城の上では土幕民達が車座をなして夕涼みをしている。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
二三日前から梅雨に入ったと見え、本式の霖雨りんうが始った。いやだ。然し周囲が静かになり、大工の音も少しはやわらげられるのは嬉しい。
秋ぐちに淋雨りんうが来る、と予告していたそうであるが、その予告を証明するかのように、半之助が駒場へ移った翌日から、にわかに気温が下り、じめじめする陰気な雨が降りだして
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)