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『土城廊』
ふりがな文庫
『
土城廊
(
トソンラン
)
』
牛車や荷馬車、貨物自動車等のごったがえしている場末の鉄道踏切を渡ると、左の方へ小さな田圃路が折れている。その辺りからは路もぬかるみ、左右の水溜りでは雨蛙が威勢よく騒いでいた。小雨は音もなく夕暮の沼地をしっとりと濡らしている。 二人が、お互い …
著者
金史良
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸首都」1940(昭和15)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約52分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
怯
(
こわ
)
終
(
しめ
)
肥
(
ふとり
)
裳
(
チマ
)
先達
(
ソンダリ
)
酷
(
ひで
)
袴
(
バジ
)
上衣
(
チョゴリ
)
死体
(
むくろ
)
質
(
たず
)
倒
(
さか
)
因果
(
パルチャ
)
跼
(
せぐくま
)
頭
(
かぶり
)
姐
(
アズ
)
様
(
ざま
)
吃
(
どもり
)
弾
(
はず
)
態
(
ざま
)
斃
(
くたば
)
瞠
(
みつ
)
踏板
(
バルパン
)
さん
(
モニー
)
嬶
(
かか
)
弾
(
はじ
)
徳一
(
ドクイル
)
滑
(
なめら
)
漬
(
つか
)
点
(
とも
)
穢
(
きたな
)
角
(
かど
)
訊
(
たず
)
足袋
(
ボソン
)
頑
(
かたく
)
顰
(
しか
)
中折
(
なかおれ
)
事毎
(
ことごと
)
仰山
(
ぎょうさん
)
佇
(
たたず
)
何処
(
どこ
)
何奴
(
どいつ
)
元三
(
ウォンサミ
)
内
(
うち
)
冤罪
(
えんざい
)
凪
(
な
)
凭
(
もた
)
刹那
(
せつな
)
千仞
(
せんじん
)
叺
(
かます
)
吼
(
ほ
)
呆気
(
あっけ
)
咄嗟
(
とっさ
)
咥
(
くわ
)
咽
(
むせ
)
唯
(
ただ
)
喊声
(
かんせい
)
嘴
(
くちばし
)
噤
(
つぐ
)
嚏
(
くさめ
)
囃
(
はや
)
土幕
(
ウム
)
垣間
(
かいま
)
堆
(
うずたか
)
塗
(
まみ
)
夫々
(
それぞれ
)
婦
(
おんな
)
嬲
(
なぶ
)
定
(
き
)
弛
(
ゆる
)
影陰
(
かげ
)
後嗣
(
あとつぎ
)
徐
(
おもむ
)
徨
(
さまよ
)
忌々
(
いまいま
)
怪訝
(
けげん
)
恰
(
あたか
)
悉
(
ことごと
)
悴
(
せがれ
)
慄
(
ふる
)
憚
(
はばか
)
所為
(
せい
)
所謂
(
いわゆる
)
手洟
(
てばな
)
捗
(
はかど
)
攫
(
さら
)
支械
(
チゲ
)
放せ
(
ノアラ
)
朧
(
おぼろ
)
木偶
(
でく
)
横様
(
よこざま
)
欠伸
(
あくび
)
欹
(
そばだ
)
殊更
(
ことさら
)
気後
(
きおく
)
汚穢
(
おわい
)
温突
(
オンドル
)
滅相
(
めっそう
)
澱
(
よど
)
濺
(
そそ
)
炳吉
(
ビョンギル
)