“炳吉”の読み方と例文
読み方割合
ビョンギル100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも炳吉ビョンギルが逸早く駆けつけて制止したのでこの格闘は難なく収まり、気性の強い先達には、その実それという負傷もなかった。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
その実、先達は帰り道で同じ村の炳吉ビョンギルに偶然遇ったのだった。それは気骨壮大な男で、もとは隣家の下男をしていたが今は組合に加入して働いていた。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
婦と炳吉ビョンギルは咄嗟に転げるように飛び出した。間に合わなかった。ぶすっという水の音が聞えたきりである。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)