“気後”の読み方と例文
旧字:氣後
読み方割合
きおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元三ウォンサミ爺は何やら話したげに心持ち立ち止りかけたが、白い眼を光らせるつれの男に気後きおくれがして、そのままへーと笑ってついて行った。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
翌朝、約束の時間に先生が見えると、伸子は、いよいよ愚かな気後きおくれを感じた。いっそ、病気にでもなってしまいたい気がした。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
戦争が済んで、遠くから戻つて来たものには、どの人間にもかうした一種の気後きおくれがあるのではないかと思へた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)