“きおく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
記憶65.1%
気怯16.4%
気後7.5%
記臆6.8%
気臆1.4%
心後0.7%
気憶0.7%
氣後0.7%
氣臆0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分がうたってもらった記憶をわずかにこして子守歌をうたい、やっとねかしつけ、すこしでもらかなれとったのでした。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ばかな!」と、彼は、自分のそうした観念を、時によって生じた理由のない気怯れと自嘲して、ずかずかと、這い出した。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌朝、約束の時間に先生が見えると、伸子は、いよいよ愚かな気後れを感じた。いっそ、病気にでもなってしまいたい気がした。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
艇尾兩瑞裝置されたる六枚する推進螺旋不思議なる廻轉作用つてある記臆してはねばならぬ。
笑いながら、戯言にまぎらしてこう言ったのを他の者も軽くきいていたが、臆病と言ったのは本当の気臆れをさして言ったのではなくって、死にはぐれてはならない臆病だったのだ。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
めの心後れしてつてますと、二動物がその近寄つてました、に一とを開けるだけきくいて、でも、ちやんは元氣してけました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
源次郎は一刀の鍔前に手を掛けてはいるものゝ、気憶れがいたし刃向う事は出来ませんでんで仕舞いました。
傾けられて大膳は氣後れし然らば拙者は病氣と披露して貴殿面會し給はれと云ふに伊賀亮夫は何よりけれども平石次右衞門と手札を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いや、お孃さんと與之助は至つて輕かつた。與之助などは、ひどく吐いた後はケロリとしてゐる、青くなつて寢てゐるのは、氣臆れのせゐだ。あれだけ吐くと、大抵の毒も腹には溜るまい。運が良かつたのだ」