“氣後”の読み方と例文
新字:気後
読み方割合
きおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傾けられて大膳は氣後きおくれし然らば拙者は病氣と披露ひろうして貴殿面會し給はれと云ふに伊賀亮夫は何よりやすけれども平石次右衞門と手札を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
塵一ツなく清められた上に輕く打水のしてある入口いりくちの敷石を踏鳴しながら、かう云ふ時にはいつも氣後きおくれするらしくあとになる女の手を取つて、ずつと玄關へ上ると、其處へ出迎へる大勢の女中。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)