“易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やす59.8%
18.3%
えき7.0%
やさ3.0%
かは2.4%
かわ1.8%
1.0%
あなど1.0%
1.0%
たやす1.0%
かへ0.8%
やすき0.4%
0.4%
ヤス0.4%
うらな0.2%
うま0.2%
かう0.2%
かえ0.2%
かゆ0.2%
0.2%
また0.2%
やすく0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はこの人工の翼をひろげ、やすと空へ舞ひ上つた。同時に又理智の光を浴びた人生の歓びや悲しみは彼の目の下へ沈んで行つた。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「すると、門前の豆腐屋がきっと起きて、雨戸を明ける。ぎっぎっと豆をく音がする。ざあざあと豆腐の水をえる音がする」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
算木筮竹、天眼鏡、そうして二、三冊のの書物——それらを載せた脚高見台、これが店の一切であった。葦簾も天幕も張ってない。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そう! じゃ今度、ワン・ステップの時に譲治さんと踊って上げるわ、ね、いいでしょう?………ワン・ステップならしいから」
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一年の生産の祝福・時節の移りり、などを教へに来る神わざを、段々忘却して人間が行ふ事になつた例は、内地にも沢山ある。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そうしてそれを回想する主観そのものも年とともにって行くのであるから、まあ大して当てになるものではない。
回顧と展望 (新字新仮名) / 高木貞治(著)
汝等進んで、石城を毀つて、新京の時世裝に叶うた家作りに改めよ、と仰せ下された。藤氏四流の如き、今に舊態をへざるは、最其位に在るを顧みざるものぞ、とお咎めが降つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
虎豹その幽を去って而して人に近づくすなわち人これを得てその威をる、故に曰く虎豹幽にって威載すべきなり〉。
もっとも発狂のためと解釈するのは馬の脚のためと解釈するのよりも容易だったのに違いない。難を去ってにつくのは常に天下の公道である。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかし、その隙だらけの新九郎へ、戒刀をとっては宇内の山伏の中でも音に聞えた河内房が、なかなかくは打ち込んで行かれなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恵王が夜光の玉を、王が十五を以てんといひしは、加嶋屋が北国の明玉身上してんとせしにせり。
且水のは地中にりても消易ものなり、なし、水は極陰の物なるゆゑ陽にゆゑなり。我越後に削氷を視てに、かの谷間といひしは天然の氷室なり。
弥二の才、得すからず、年、なりといえども、学、幼なりといえども、吾の相待つは、則ち長老に異ならざるなり。何如契濶るや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ねこ、(中略)人家サキナリ。温柔ニシテク、フレバフ。レドモ竊盗アリ。二尺ラズ。(下略
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ハッハッハッハッハ、なけなしの俺が一枚看板みたいに、動物富籖をもっているのが、そんなに可笑しいか。だが、俺だって当ると思っちゃいないよ。いだ。未来をすには、これに限るよ」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これだけのうちならく住みこなして見せるがなあ。
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
に問う、天下の男子、その妻君が別に一夫を愛し、一婦二夫、家におることあらば、主人よくこれを甘んじてその婦人にるか。また『左伝』にそのうということあり。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
百両の金が何でるか知らぬがあれ程の悌順女を金にらるゝ者と思うて居る貴様の心がさもしい、珠運という御客様の仁情半分汲めたならそんな事わずに有難涙びそうな者。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
むか/\と其声聞度身体を思わずくるりとる途端道傍の石地蔵を見て奈良よ/\誤ったりと一町たらずあるくより来る夫婦
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
厳師森夫子は千朶山房えたまい又莫逆の友九穂井上君は飄然として道山に帰りぬ。爾来われは教を請うべき師長もなくまた歓び語るべき伴侶もなし。
「麻布襍記」叙 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
子曰く、我に数年を加え五十にして学ぶも、大過なかるべし。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
我は心柔和にして謙遜者なれば我軛を負て我になんぢら心に平安べし、わが軛はわが荷はければ也
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)