“心易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころやす55.3%
こゝろやす31.6%
しんえき10.5%
しりあ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お藤さんはずっと後まで御丈夫で、お心易こころやすくしていました。お兄様の誕生日などに、団子坂の家へお出のことなどもありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
とすると、先祖せんぞへはともかく、友達ともだちかほにかゝはる……とたん廊下らうかつてくと、女中ぢよちう案内あんないされたのは、これまた心易こゝろやすい。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「易といっても、わしのは心易しんえき、いや霊易れいえきといおう。地相、水相、また、天象てんしょうなど考えあわせ、じっと、目をつむったら、あの山に行けとが出た」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呼ンデオレノ住居ヲ分ケテ、刀ヲ研ガシテオレモ習ッタ、ソレヨリ刀剣講トイウモノノ事ヲ工夫シテ、相弟子ヤ心易しりあイニ出シテ取出立テ、秀世又ハ細川主税正義、並ビニ美濃部大慶直税
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)