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こゝろやす
ふりがな文庫
“
心易
(
こゝろやす
)” の例文
とすると、
先祖
(
せんぞ
)
へはともかく、
友達
(
ともだち
)
の
顏
(
かほ
)
にかゝはる……と
膽
(
たん
)
を
廊下
(
らうか
)
に
錬
(
ね
)
つて
行
(
ゆ
)
くと、
女中
(
ぢよちう
)
に
案内
(
あんない
)
されたのは、
此
(
これ
)
は
又
(
また
)
心易
(
こゝろやす
)
い。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
賤「
何
(
なん
)
だえ、お前さんは
心易
(
こゝろやす
)
いか知りませんが、私は存じません、
何様
(
どん
)
な事が有っても出来ませんよ、帰ってお呉んなさい」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
嘉吉は
心易
(
こゝろやす
)
げに此の爺さんと話した。それから一番深い地下室へ降りて行つた。燃えさしの蝋燭に灯をつけた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
五穀豊熟
(
ごこくほうじゆく
)
して
年
(
とし
)
の
貢
(
みつぎ
)
も
心易
(
こゝろやす
)
く
捧
(
さゝ
)
げ、
諸民
(
しよみん
)
鼓腹
(
はらつゞみ
)
の春に
遇
(
あひ
)
し時、氏神の
祭
(
まつり
)
などに
遭
(
あひ
)
しを幸に地芝居を
興行
(
こうぎやう
)
する㕝あり。役者は皆其処の
素人
(
しろうと
)
あるひは
近村
(
きんそん
)
近
駅
(
えき
)
よりも来るなり。
師匠
(
ししやう
)
は田舎芝居の
役者
(
やくしや
)
を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
私は旦那に受出されて
此処
(
こゝ
)
へ来て、お前とは江戸に居る時分から、まア
心易
(
こゝろやす
)
いが、私の方で
彼様
(
あんな
)
事を云出してから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
松島
(
まつしま
)
から
帰途
(
かへり
)
に、
停車場
(
ステーシヨン
)
までの
間
(
あひだ
)
を、
旅館
(
りよくわん
)
から
雇
(
やと
)
つた
車夫
(
しやふ
)
は、
昨日
(
きのふ
)
、
日暮方
(
ひぐれがた
)
に
其
(
そ
)
の
旅館
(
りよくわん
)
まで、
同
(
おな
)
じ
停車場
(
ていしやば
)
から
送
(
おく
)
つた
男
(
をとこ
)
と
知
(
し
)
れて、
園
(
その
)
は
心易
(
こゝろやす
)
く
車上
(
しやじやう
)
で
話
(
はな
)
した。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五穀豊熟
(
ごこくほうじゆく
)
して
年
(
とし
)
の
貢
(
みつぎ
)
も
心易
(
こゝろやす
)
く
捧
(
さゝ
)
げ、
諸民
(
しよみん
)
鼓腹
(
はらつゞみ
)
の春に
遇
(
あひ
)
し時、氏神の
祭
(
まつり
)
などに
遭
(
あひ
)
しを幸に地芝居を
興行
(
こうぎやう
)
する㕝あり。役者は皆其処の
素人
(
しろうと
)
あるひは
近村
(
きんそん
)
近
駅
(
えき
)
よりも来るなり。
師匠
(
ししやう
)
は田舎芝居の
役者
(
やくしや
)
を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これも我には
心易
(
こゝろやす
)
だての我儘と
自惚
(
うぬぼれ
)
が
嵩
(
こう
)
じていましたから、
情人
(
おとこ
)
の為に嫌われると気の
注
(
つ
)
きませんで持ったもの。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こゝはお
察
(
さつ
)
しを
願
(
ねが
)
ひます。——
心易
(
こゝろやす
)
くは
禮手紙
(
れいてがみ
)
、たゞ
音信
(
おとづれ
)
さへ
出來
(
でき
)
ますまい。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
美代吉の所へ
往
(
ゆ
)
って惣菜で安く食べて
往
(
い
)
こうと云うようにお
心易
(
こゝろやす
)
く、ちょい/\入らっしゃッて下さいまし、然うすると
此方
(
こちら
)
でも誠に気が置けませんで宜しゅうございますから
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
大分
(
だいぶ
)
心易
(
こゝろやす
)
い
言
(
い
)
ひ
方
(
かた
)
である。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
源「へえ実はその……
私
(
わたくし
)
が
平常
(
ふだん
)
心易
(
こゝろやす
)
くいたしますから、どうかお前頼んでくれまいかと云われて、私が其の医者を同道いたしてまいりまして、当家の
婆
(
ばゞあ
)
に頼みましたのでございます」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
藤「云いなよ/\、あゝやってお
柔
(
やわら
)
かに仰しゃる事だから、云わないと
宜
(
い
)
けないよ、隠し立てをしちゃア
彼方
(
あっち
)
も
盗賊
(
どろぼう
)
、
此方
(
こっち
)
も盗賊、
然
(
そ
)
う幾らも盗賊と
心易
(
こゝろやす
)
くしちゃア困るから云いなよ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
易
常用漢字
小5
部首:⽇
8画
“心易”で始まる語句
心易立