“男”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おとこ46.5%
をとこ25.7%
6.2%
4.6%
だん4.1%
ひと2.4%
2.4%
なん1.6%
をのこ1.1%
もの0.8%
(他:17)4.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“男”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)23.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふりかえってると、七さいくらいの、かわいらしいおとこうしをつれてっていました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
するといつどこから出てたか、おおきなひげのえたおとこと、かわいらしい小さなぼうさんが出て
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
だまつてをんな凝視ぎようししてゐたをとこは、まへとは全然ぜんぜんちがつたやさしさでいつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
をとこはよりつて、けば、いきをかけてけものにするわ、こと洪水こうずゐ以来いらい
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大妻籠十七峯の流れをあつめて落つる滝の霧しぶきは、その近くの草木を濡らして、満山の風を呼んでいる。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なにがしのつぼね、なにがしの姫君と、そこにも此処にもあだし名を流してあるく浮かれのお身さまと、末おぼつかない恋をして
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こは天照らす大神の御心なり。また底筒そこつつ中筒なかつつ上筒うはつつ三柱の大神なり。
くばかりもゆかしきをこヽろにくきひとりずみのうはさ、たつみやびこヽろうごかして
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
頃日このあひだ亡くなつた岩村透だんは、平素ふだんから自分を巴里パリー仕立したての結構な美術家だと信じてゐた。
過去を顧みるほどに老い込んだ時代ではない。政治に伊藤侯や山県侯を顧みる時代ではない。実業に渋沢だんや岩崎男を顧みる時代ではない。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
門を出て右へ曲ると、智恵子はちよつと学校を振返つて見て、『気障きざひとだ。』と心に言つた。故もない微笑ほほゑみがチラリと口元に漂ふ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「あのひと、あんなに急いで帰って、どうするつもりなんでしょう。変ですわネ」
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ともかくも、神楽においては、サイは、これで引きこみになる訣で、全体の趣きから見ても、名残惜しみの様子が見えてゐる。
けれども、仮りに、簡単な形を考へて見るとしたら、サイは、海系統のもの、大人オホビトは山系統のものと見てよいであらう。
将門死して二十一年の村上天皇天徳四年に、右大将藤原朝臣が奏して云はく、近日人〻故平将門のなんの京に入ることをふと。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
とき小田おだくん、きみはたしか三なんであったな。」と、きかれた。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
面形おもがたわするとならばあイづきなくをのこじものやひつつらむ 〔巻十一・二五八〇〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
千万ちよろづいくさなりとも言挙ことあげせずりてぬべきをのことぞおもふ 〔巻六・九七二〕 高橋虫麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「ハ、閣下、あれが先刻も談柄だんべいに上りましたる、社会党の篠田と申すもので御座りまする」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
対座の客は首肯うなづきつ「ハイ、山のものですが、只今は他郷に流浪るろう致し居りまするので」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「死んだやつから、女をとるなんてエのは嫌だなア。おい! 源三! おれがブッタ斬るまで、頼むから生きててくれよ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ベンヺ え、如何どんやつぢゃチッバルトは?
こはそもいかに! 賊はあらくれたる大のおのこにはあらで、軆度とりなり優しき女子おんなならんとは、渠は今その正体を見て、くみしやすしと思えば、
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まして真夜中の事でございますから、二人は気味わる/\みちの中ばまで参ると、一むら茂る杉林の蔭より出てまいる者をすかして見れば、面部を包みたる二人のおのこ
——もし、わたしがゼントルマンなら、わたしは、地位や利益の爲にする結婚はしない。わたしは、たゞ、自分の愛する相手をのみ、妻として迎へるであらう。
——もし、わたしがゼントルマンなら、わたしは、地位や利益の爲にする結婚はしない。わたしは、たゞ、自分の愛する相手をのみ、妻として迎へるであらう。
世の中の多くは其れを一人のかたに献げて満足するのです、けれど、し其がならぬ揚合には
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ぢや、お嬢様も其れを一人のかたにお上げなさればいぢや御座いませんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
然して後に天皇のたまはく、朕がこども各異腹にして生る。然れども今ひとつ母同産おもはらからの如くてめぐましむ。則ちみそのひもひらきて、その六皇子を抱きたまふ。よりて以て盟ひてのたまはく、若しちかひたがはば、たちまちに朕が身をうしなはむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「ああじれッたい! あんなを見ると、また山の中が嫌になるもんだねえ……」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古くはやはり、聞得大君チフイヂン同様、根所ネドコロたる豪族の娘から採つたものであらうが、近代は、根人腹ネンチユバラの中から女子二人を択んで、氏神の陽神に仕へる方をオメケイ託女オクデ、陰神に仕へるのを、オメナイ託女オクデと言ふ、と伊波氏は書いてゐられる(琉球女性史)。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
沖縄に於ては、オナリをがみ・巫女ノロをがみ・オヤをがみ・オメケリをがみ等の形を残して居る。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ことに母者人ははじゃびとあきれ半分に感心し、セニョルの誠実相解あいわかった! と古風に手を打ったりして、あとはすらすらと事が運び
可哀そうなセニョルは、毎晩毎晩CAPAと称する黒い円套マント——裏にって、赤と緑のだんだんの天鵞絨びろうどなんかを付けてつうがってる——そいつをすこし裏の見えるように引っかけ
二十日鼠が言いかえす。菜葉服がいきり立つ。ボーイまでそれに加わって、おい追い手のつけられないようすになって行った。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と、ボーイにきいた。男は頭をふった。(この問答をきくと、三人の客は一斉にちょっと身動きしたようであった)
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
もつとヲトコ々した腹を持つてかゝるべき筈だ、と其時私は考へた。
ンガ阿母オガあねダテ二十歳ハダヂしたヲドゴたけアせ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ぬれ縁ぎわに机を出して、かっちりとした若い武士が物をかいている筆をやすめ、その手で頬杖をつき一寸笑をふくんで外に立っている女に何か云っています。