“色男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろをとこ58.3%
いろおとこ16.7%
れこ8.3%
ダンディ8.3%
ハンサムボオイ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたく、近頃ちかごろ天津てんしん色男いろをとこ何生なにがしふもの、二日ふつかばかりやしきけた新情人しんいろもとから、午後二時半頃こごにじはんごろばうとしてかへつてた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みんな、おいらこそ江戸えどばん色男いろおとこだと、いわぬばかりのかおをして、りッかえってる野郎やろうぞっきでげさァね。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
色男れこのプレゼントだッか? ゴンゾでも、一人前、恋をするのやな。……そか、そか、ほな、かえすわ。……なんや、けったいに臭いおもたら、男のにおいやな。あ、きたな」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
本当に、心をも身をも捨てゝかゝる、真剣な異性の愛に飢ゑてゐるのかも知れない。世馴れた色男ダンディ風の男性に、あきたらない彼女は、自分のやうな初心うぶな生真面目な男性を求めてゐたのかも知れない。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
連中のうちで、コオルマンひげを生した色男ハンサムボオイが真中になり、アメリカむすめが、両脇りょうわきで、カメラに入りましたが、あとで出来上がったのをみたら、ぼくの鼻がずいぶん低く、いやだった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)