“新情人”の読み方と例文
読み方割合
しんいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傳（つた）へ聞（き）く、近頃（ちかごろ）、天津（てんしん）の色男（いろをとこ）に何生（なにがし）と云（い）ふもの、二日（ふつか）ばかり邸（やしき）を明（あ）けた新情人（しんいろ）の許（もと）から、午後二時半頃（こごにじはんごろ）茫（ばう）として歸（かへ）つて來（き）た。
みつ柏 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「おやっ、大層、手荒いのね。そうだろうよ、新情人（しんいろ）の前じゃあ、威勢のいいところを見せたくなるもんだからね」
南国太平記 (新字新仮名) ／ 直木三十五(著)