“両脇”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩脇
読み方割合
りょうわき81.3%
りやうわき18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜寝るときも葉子は二人を両脇りょうわきにかかえるか、眠るまで咲子だけを抱くようにして、童謡をうたったり、童話を聞かせたりした。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その中へ入ろうという門の両脇りょうわき警手けいしゅの僧が四人居るですが、これは別段長い棒を持たない。ただ短かな物を持って居るだけ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
夜の更けかゝつた風が、泣きたい思ひの私の両脇りやうわきを吹いて通つた。私は外套のそでき合せ乍ら、これからどうしようかと思つてたゝずんだ。
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
そして二人は、その両脇りやうわきに坐りました。蓉子ようこさんは、いつものお母様の場所に、ごはんのおひつを置いて坐り、その側へ耕一君が並びました。
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)