“れこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:レコ
語句割合
幽霊16.7%
16.7%
小指16.7%
情夫16.7%
拇指16.7%
色男16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綱もすなわち幽霊れこには恐れる。といわれて得右衛門大きに弱り、このまま帰らんは余り腑甲斐ふがい無し、何卒なにとぞして引張り行かん。はて好い工夫はおっとある。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
串戯じょうだんはさて置き、まだまだ気味の悪いのは。と声を低くし、「幽霊れこが出ますので。こは聞処ききどころと泰助は、 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかしあの男がああやって今頃私のうちへのんこのしゃあでって来るのも、実はというと、やっぱり昔しれこの関係があったからの事さ。だってそりゃ昔しも昔し、ずっと昔しの話でさあ。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「合点承知之助——だが、親分、野郎にゃ小指れこがついてたってえじゃごせんか。してみりゃあ何もお女郎えでもありますめえぜ。」
お姿の見えぬやうにしたまへかし、この間も御存知の何某様二階にて大浮かれの最中、旦那様のお声聞こえてより、拇指れこは内にかと俄の大しけこみ、それよりは花々しき騒ぎもなく
野路の菊 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
色男れこのプレゼントだッか? ゴンゾでも、一人前、恋をするのやな。……そか、そか、ほな、かえすわ。……なんや、けったいに臭いおもたら、男のにおいやな。あ、きたな」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)