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『野路の菊』
ふりがな文庫
『
野路の菊
(
のじのきく
)
』
その一 名にしあふ難波の街の金満家、軒を並ぶる今橋筋にもこは一際眼に立ちて、磨き立てたる格子造り美々しき一搆へ、音に名高き鴻の池とは、このお家の事であらうかと、道行く田舎人の眼を欹てぬもなしとかや。標札に金満家てふ銘こそ打つてなけれ、今様風 …
著者
清水紫琴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「女学雑誌」1896(明治29)年10月25日、12月10日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
饗応
(
ふるまひ
)
美
(
うるは
)
容貌
(
かほ
)
数々
(
しなじな
)
美
(
うるわ
)
細君
(
かみさま
)
面
(
かほ
)
評
(
さだ
)
待遇
(
あしらひ
)
団
(
まる
)
具
(
もの
)
我
(
わし
)
以前
(
むかし
)
左右
(
さう
)
曲事
(
ひがごと
)
父様
(
ととさま
)
女
(
むすめ
)
娘様
(
じやうさま
)
来
(
こ
)
弱
(
わか
)
拇指
(
れこ
)
待遇
(
もてな
)
忙
(
せは
)
爺
(
おやじ
)
由緒
(
よし
)
利者
(
ききもの
)
条
(
くだり
)
晩
(
おそ
)
溢
(
こぼ
)
往年
(
むかし
)
零落
(
おちぶ
)
咽喉
(
のんど
)
吝嗇
(
けち
)
伴働
(
なかばたら
)
窶
(
やつ
)
石女
(
うまずめ
)
中指
(
なかざし
)
落籍
(
ひか
)
裕
(
ゆた
)
訝
(
いぶか
)
睨
(
にら
)
相応
(
ふさわ
)
瘠
(
や
)
下部
(
しもべ
)
生活
(
くらし
)
忙
(
せわ
)
吉
(
きち
)
営業
(
なりはひ
)
塒
(
ねぐら
)
婦人
(
おんな
)
定
(
き
)
幾人
(
いくたり
)
弁
(
わきま
)
彷徨
(
さまよ
)
甘
(
うま
)
意
(
こころ
)
一室
(
ひとま
)
明屋
(
あきや
)
欹
(
そばだ
)
正
(
まさ
)
母子
(
おやこ
)
浚
(
さら
)
片晌
(
かたとき
)