トップ
>
団
ふりがな文庫
“団”のいろいろな読み方と例文
旧字:
團
読み方
割合
だん
25.6%
かたま
20.5%
たま
12.8%
かたまり
10.3%
かた
7.7%
まる
5.1%
まろ
5.1%
うち
2.6%
とん
2.6%
まどか
2.6%
ダン
2.6%
マル
2.6%
▼ 他 9 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だん
(逆引き)
ここは外夷に、屋島は内海の乱に、常時、
防人
(
さきもり
)
の
団
(
だん
)
がおかれていたものであろう。だから壇ノ浦のそばには
火山
(
ひのやま
)
(のろし山)の名もある。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
団(だん)の例文をもっと
(10作品)
見る
かたま
(逆引き)
或る部分は分厚に葉が重り合つてまるく
団
(
かたま
)
つて
繁
(
しげ
)
つて居るところもあつた。或る箇所は全く中断されて居るのである。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
団(かたま)の例文をもっと
(8作品)
見る
たま
(逆引き)
軒提灯は蝋燭が流れて、並び連ねた紅い
団
(
たま
)
は一斉に瞬をして居る、人々は最早や祭日の楽を今一時間の中に尽すべく猶ほ浮かれて居る。黒い人山は少しづゝ其処を移して左右前後に動くのです。
夜の赤坂
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
団(たま)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
かたまり
(逆引き)
ただ夢中になって反っちまって、白い胸を開けて見ると、肉へ響いて、
団
(
かたまり
)
が動いたと言います。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
団(かたまり)の例文をもっと
(4作品)
見る
かた
(逆引き)
と
一処
(
ひとところ
)
に
団
(
かた
)
まるから、どの店も敷物の色ばかりで、枯野に
乾
(
ほ
)
した
襁褓
(
むつき
)
の
光景
(
ありさま
)
、七星の天暗くして、
幹枝盤上
(
かんしはんじょう
)
に霜深し。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
団(かた)の例文をもっと
(3作品)
見る
まる
(逆引き)
よくもこれ程いひ合はしたやうに奥様をおもちやにせらるるものと。お秋よりは、大丸の手代眼を
団
(
まる
)
うして見送りぬ。
野路の菊
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
団(まる)の例文をもっと
(2作品)
見る
まろ
(逆引き)
この日丁度
午過
(
ひるすぎ
)
から
極
(
ごく
)
軽い風が吹いて、高い処にも低い処にも
団
(
まろ
)
がっていた雲が少しずつ動き出した。そして銀色に光る山の巓が一つ見え二つ見えて来た。
木精
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
団(まろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
うち
(逆引き)
「煩いよ、算術みたいなことを云ふな。何と云つたつて病はされ方が貴様とは違ふ。
加
(
おま
)
けに俺は貴様のやうな、あんな、柄の長い
団
(
うち
)
……」
鶴がゐた家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
団(うち)の例文をもっと
(1作品)
見る
とん
(逆引き)
母親は畳んでいた重い
四布
(
よの
)
蒲
団
(
とん
)
をそこへ積みあげると、こッちを振り
顧
(
かえ
)
って、以前より一層肉のついたお庄の顔を眺めた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
団(とん)の例文をもっと
(1作品)
見る
まどか
(逆引き)
添寝の夢も、
団
(
まどか
)
には、結びかねたるこの頃に、深い
工
(
たく
)
みの紅葉狩。かりに行て来て、帰るさの、道はさながら鬼女の相。心の角を押隠す、繻珍の傘や、塗下駄に、しやなりしやなりとしなつくる。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
団(まどか)の例文をもっと
(1作品)
見る
ダン
(逆引き)
歌舞伎も今日が
楽
(
ラク
)
故、長十郎、
団
(
ダン
)
子踊り、来て居たPを対手に踊った。我等のテーブル衣笠貞之助、大熊さん我等二人。大熊さんウォトカ、三人はバルザック〔ロシア産の白ブドウ酒〕
日記:14 一九二八年(昭和三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
団(ダン)の例文をもっと
(1作品)
見る
マル
(逆引き)
そして右『救荒本草』のその文は「土圞児、一名ハ土栗子、新鄭山野ノ中ニ出ヅ、細茎ハ蔓ヲ延テ生ズ、葉ハ荽豆葉ニ似テ微シク尖觥、三葉毎ニ一処ニ攅生ス、根ハ土瓜児根ニ似テ微シク
団
(
マル
)
ク、味ハ甜シ、救飢ニシ根ヲ採リ煮熟シテ之レヲ食フ」(漢文)である。
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
団(マル)の例文をもっと
(1作品)
見る
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“団”を含む語句
集団
蒲団
団欒
団子
団十郎
大団円
座蒲団
布団
一団
羽団扇
団栗眼
団々
煮団子
団長
十団子
団体
団扇
炭団
地団駄
渋団扇
...
“団”のふりがなが多い著者
斎藤緑雨
清水紫琴
久米正雄
牧野富太郎
北原白秋
小島烏水
ロマン・ロラン
佐々木邦
高浜虚子
林不忘