“四布”の読み方と例文
読み方割合
よの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから例のツクツク(裏は赤き羊毛、表は厚き帆木綿のごとき切布にて製したる四布よの蒲団のごときものにて目方はおよそ三貫目位のもの)
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
損「なりますとも、一晩ひとばん四布よのが五銭に、三布布団みのぶとんが三銭、しめ八銭、三八さんぱ二円四十銭しじっせんが二ヶ月で四円八十銭に成りますわねえ」
母親は畳んでいた重い四布よのとんをそこへ積みあげると、こッちを振りかえって、以前より一層肉のついたお庄の顔を眺めた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)