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『木精』
ふりがな文庫
『
木精
(
こだま
)
』
巌が屏風のように立っている。登山をする人が、始めて深山薄雪草の白い花を見付けて喜ぶのは、ここの谷間である。フランツはいつもここへ来てハルロオと呼ぶ。 麻のようなブロンドな頭を振り立って、どうかしたら羅馬法皇の宮廷へでも生捕られて行きそうな高 …
著者
森鴎外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
荒
(
さび
)
団
(
まろ
)
周匝
(
まわり
)
漬
(
ひた
)
極
(
ごく
)
匀
(
にお
)
廃
(
よ
)
紅
(
くれない
)
竪
(
た
)
巌
(
いわ
)
羅馬
(
ロオマ
)
穿
(
うが
)
隙
(
ひま
)
踵
(
きびす
)
午過
(
ひるすぎ
)
鼠色
(
ねずみいろ
)
藍色
(
あいいろ
)
蛼
(
こおろぎ
)
草叢
(
くさむら
)
譬
(
たと
)
貰
(
もら
)
賑
(
にぎ
)
閃
(
ひらめ
)
闇
(
やみ
)
雲雀
(
ひばり
)
項
(
うなじ
)
頸
(
くび
)
麓
(
ふもと
)
麻痺
(
まひ
)
久振
(
ひさしぶり
)
暫
(
しばら
)
夕
(
ゆうべ
)
嬉
(
うれ
)
尻声
(
しりごえ
)
屏風
(
びょうぶ
)
巓
(
いただき
)
忽
(
たちま
)
断崖
(
だんがい
)
旋
(
めぐ
)
聳
(
そび
)
木精
(
こだま
)
樅
(
もみ
)
欹
(
そばだ
)
沓
(
くつ
)
牝牛
(
めうし
)
生捕
(
いけど
)
穿
(
は
)