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蛼
ふりがな文庫
“蛼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こおろぎ
50.0%
こほろぎ
25.0%
いとど
12.5%
いとゞ
4.2%
こうろぎ
4.2%
ひぐらし
4.2%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こおろぎ
(逆引き)
お栄はそれを見ると同時に、急に
蛼
(
こおろぎ
)
の鳴く声さえしない真夜中の土蔵が怖くなって、思わず祖母の膝へ
縋
(
すが
)
りついたまま、しくしく泣き出してしまいました。
黒衣聖母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蛼(こおろぎ)の例文をもっと
(12作品)
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こほろぎ
(逆引き)
轡虫
(
くつわむし
)
だの、
蛼
(
こほろぎ
)
だの、秋の先駆であるさまざまの虫が、或は草原で、或は彼の机の前で、或は彼の
牀
(
とこ
)
の下で鳴き初めた。楽しい田園の新秋の予感が、村人の心を浮き立たせた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
蛼(こほろぎ)の例文をもっと
(6作品)
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いとど
(逆引き)
わが哀慕雨と降る日に
蛼
(
いとど
)
死ぬ蝉死ぬとしも暦を作れ
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
蛼(いとど)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
いとゞ
(逆引き)
初冬の宵の寂しさに、臺所の障子のかげに、細々と
蛼
(
いとゞ
)
のなく頃である。
貝殻追放:015 「末枯」の作者
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
蛼(いとゞ)の例文をもっと
(1作品)
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こうろぎ
(逆引き)
秋も段々に末になって伝馬町の牢屋でも板間の下で
蛼
(
こうろぎ
)
が鳴いた。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
蛼(こうろぎ)の例文をもっと
(1作品)
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ひぐらし
(逆引き)
また
蛼
(
ひぐらし
)
のなく頃となつた
雲
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
蛼(ひぐらし)の例文をもっと
(1作品)
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蛼
部首:⾍
13画
昆虫・虫の漢字
鼓豆虫
黄金虫
鳳蝶
髪切虫
馬陸
飛蝗
鉦叩
金亀子
轡虫
衣魚
蠶
蠍
蠅
蟻
蟷螂
蟋蟀
蟆子
螽蟖
螽斯
螽
...
“蛼”のふりがなが多い著者
永井壮吉
ライネル・マリア・リルケ
野口雨情
水上滝太郎
正岡容
山村暮鳥
夏目漱石
長塚節
永井荷風
薄田泣菫