“螽斯”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ばった33.3%
きりぎりす20.0%
ばつた20.0%
ぎす6.7%
こほろぎ6.7%
キリギリス6.7%
ジイツタン6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“螽斯”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 関東地方50.0%
自然科学 > 植物学 > 植物学5.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
胆を潰した賓客達は、廊下へ向けて開けられてある――真鍮の格子でよろわれた横方形の窓口へ、螽斯ばったのように飛んで行って、声の主を見ようとした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
といった次第わけで、雪の神様が、黒雲の中を、おおきな袖を開いて、虚空を飛行ひぎょうなさる姿が、遠くのその日向の路に、螽斯ばったほどの小さな旅のものに、ありありと拝まれます。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
未決監を出てからもう彼是一と月、その間、日となく夜となく緊張し切つた俺の神経はまるで螽斯きりぎりすのやうに間断きりもなく顫へ続けた。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さうして驚き易い私の皮膚と靈はつねに螽斯きりぎりすの薄い四肢のやうに新しい發見の前に喜び顫へた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
応募兵は自分が螽斯ばつたのやうにつよい脚を持つてゐるのを見せるために、二三度靴のかゞと地面ぢべたを蹴つてみせた。
その人こそ誰あらう、ベスレム製鋼会社の社長から螽斯ばつたのやうに一飛びして米国管船局総裁の位置にのぼつたチヤールズ・シユワツプ氏である。
ギイスはきりぎりす、螽斯ぎす、はた織虫のことであり、蛍草の名は東京でも知られている。
螽斯こほろぎ螽斯こほろぎ
(旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
松虫、鈴虫、轡虫クツワムシ、さては草雲雀、螽斯キリギリスなんど、いずれ野に聞くべきものを美しき籠にして見る都びとの風流は、今も昔に変らぬが、ただこの虫というもの、今は野生のを捕え来て商うのではなくて、大方は人工孵化。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
銀の螽斯ジイツタンはじくよに。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)