“髪切虫”の読み方と例文
読み方割合
かみきりむし100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その桐畠の片隅の一番低い葉蔭に在る、太い枝のわかれ目に、昼間から一匹の髪切虫かみきりむしがシッカリと獅噛しがみ付いていた。
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
髪切虫かみきりむしのヒゲみたいに鋭いかれの感覚は、そこへ来た男と宗理の対話を二言三言ふたことみこと聞いただけで、
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ギリギリギリ……と髪切虫かみきりむしくような自鳴鐘とけいの音が、その時、有村の後ろでした。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
突き飛ばそうとしましたが、お蝶は髪切虫かみきりむしのように父の袖へしがみついて、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)