“蟷螂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かまきり64.1%
とうろう25.0%
かまぎっちょ3.1%
たうらう3.1%
カマキリ3.1%
かままり1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蟷螂”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そして、籠をおろしてみると、籠の中の朝顔に三寸位もある蟷螂かまきりが止まっていたが、斧も羽根も血だらけになっていた。
堀切橋の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
金博士が、醤に負けないような大きな声を出し、おこった蟷螂かまきりのような恰好かっこうで、拳固げんこで天をつきあげた。
と、チャリ――ンと太刀の音! すなわち南部集五郎が苦もなく払って退けたのである。「蟷螂とうろうに斧だ! くたばれ女郎!」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
張飛が船上へとび上がると、出合い頭に、周善がほこをもって斬りかけてきた。龍車に向う蟷螂とうろうの斧にひとしい。張飛が、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
――お酌の娘の器用な三味線で――(蟷螂かまぎっちょや、ちょうらいや、蠅を取って見さいな)――でね
――蕎麦を一つ、茶碗酒を二杯……前後あとさきに――それまで蟷螂かまぎっちょ蟋蟀こおろぎに化けて石垣にしゃがんで、見届けますとね、じっと紙入を出して見ていなすったっけ、急いで勘定して、(もう一杯、)その酒を、茶碗を持ったまま、飲まないで、川岸へ雪を踏みなすった。
野人やじん蟷螂たうらうあり、をのげて茄子なすかたきをつ、ひゞきさときぬたにこそ。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「まあ、汽車の中へ。」女房かない蟷螂たうらうのやうに肩をそびやかした。
蟷螂カマキリの子は可愛い、油虫の子には好感が持てない。
行乞記:07 伊佐行乞 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
椋鳥か蟷螂カマキリだらう。
(新字旧仮名) / 牧野信一(著)
瓜蠅、つゆ虫、ばった、足長蜘蛛、蚋、蚊とんぼ、尺蠖しゃくとりむし金亀子たまむし、羽蟻、蟷螂かままり、それ等の虫がそれぞれ枝と葉の宮殿のなかに休んでいる。
螽蟖の記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)