“螳螂”の読み方と例文
読み方割合
かまきり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手足をバタバタ動かしながらも、立ち上がることの出来ない五郎蔵の姿が、負傷した螳螂かのように、その底に沈んで見えていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
電灯の明りに照らされてその緑色の裾模様えてくようだった。ふと外の闇から明りを求めて飛込んで来た大きな螳螂が、部屋の中を飛び廻って、その着物の裾のところに来てとまった。
死のなかの風景 (新字新仮名) / 原民喜(著)
お秋さんはそれを見て「ふぐり見た樣ですね」といつた。自分は意外であつた。お秋さんは眞面目である。能く聞いて見たらふぐりといつたのはのふぐりといふことで螳螂の卵のことだ相である。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)