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『炭焼のむすめ』
ふりがな文庫
『
炭焼のむすめ
(
すみやきのむすめ
)
』
低い樅の木に藤の花が垂れてる所から小徑を降りる。炭燒小屋がすぐ眞下に見える。狹い谷底一杯になつて見える。あたりは朗かである。トーントーンといふ音が遙に谷から響き渡つて聞える。谷底へついて見ると紐のちぎれさうな脚袢を穿いた若者が炭竈の側で樫の …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「馬醉木」1906(明治39)年7月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
懶
(
うと
)
猪
(
ゐのしし
)
爲
(
さ
)
悄
(
しを
)
銜
(
くは
)
佇
(
たゝず
)
攫
(
つかま
)
窃
(
ひそか
)
相形
(
さうぎやう
)
脚袢
(
きやはん
)
篩
(
ふる
)
掩
(
おほ
)
迚
(
と
)
豁然
(
くわつぜん
)
苗字
(
めうじ
)
聚
(
あつま
)
渺茫
(
べうばう
)
榾
(
ほた
)
草鞋
(
わらぢ
)
所化
(
しよけ
)
慥
(
たしか
)
直
(
すぐ
)
鳶
(
とんび
)
峻
(
けは
)
屹度
(
きつと
)
畢
(
をは
)
孰
(
いづ
)
疎
(
まば
)
喫驚
(
びつくり
)
可笑
(
をか
)
刺
(
とげ
)
刳
(
く
)
凄
(
すさま
)
窄
(
すぼ
)
肋
(
あばら
)
羊齒
(
しだ
)
素
(
もと
)
簪
(
かんざし
)
覗
(
のぞ
)
皀莢
(
さいかち
)
趾
(
あと
)
麥酒
(
ビール
)
鹽梅
(
あんばい
)
鶺鴒
(
せきれい
)
顫
(
ふる
)
頗
(
すこぶ
)
零
(
こぼ
)
雲實
(
じやけついばら
)
逼
(
せま
)
胡粉
(
ごふん
)
煤
(
すす
)
蟷螂
(
かまきり
)
螳螂
(
かまきり
)
蕗
(
ふき
)
萱
(
かや
)
荊棘
(
いばら
)
茸採
(
きのこと
)
括
(
くく
)
楔
(
くさび
)
枸杞
(
くこ
)
曹達
(
ソーダ
)
曩
(
さき
)
暇
(
いとま
)
明罎
(
あきびん
)
搗
(
つ
)
挽
(
ひ
)
楢
(
なら
)
拇指
(
おやゆび
)
手頼
(
たよ
)
懶
(
ものう
)
恰
(
あたか
)
帷子
(
かたびら
)
射干
(
ひあふぎ
)
單衣
(
ひとへ
)
佳味
(
うま
)
涸
(
か
)
畝
(
うね
)
甕
(
かめ
)
琉璃
(
るり
)
珊瑚
(
さんご
)
獵虎
(
らつこ
)
炭竈
(
すみがま
)
滴
(
したた
)
渉
(
わた
)
瘤
(
こぶ
)
流石
(
さすが
)
洞穴
(
ほらあな
)
河鹿
(
かじか
)
檐端
(
のきば
)
樫
(
かし
)
樟
(
くす
)
樅
(
もみ
)