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峻
ふりがな文庫
“峻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けわ
50.0%
けは
14.3%
たかし
10.7%
さか
7.1%
さかし
3.6%
さが
3.6%
しゅん
3.6%
そそ
3.6%
ふか
3.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けわ
(逆引き)
中
(
なか
)
の
湯
(
ゆ
)
あたりから谷が迫って景色が
峻
(
けわ
)
しく荒涼な鬼気を帯びて来る。それが上高地へ来ると実に突然になごやかな平和な景色に変化する。
雨の上高地
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
峻(けわ)の例文をもっと
(14作品)
見る
けは
(逆引き)
佐渡には金北山といふ山がある筈なのにどうしたものかこんな山へ來てこれ程大きな
峻
(
けは
)
しい山はまだ見たことが無いといつて驚いて居る男である。
炭焼のむすめ
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
峻(けは)の例文をもっと
(4作品)
見る
たかし
(逆引き)
平場
(
ひらば
)
の一番後ろで、
峻
(
たかし
)
が左の端、中へ姉が来て、信子が右の端、後ろへ兄が座った。ちょうど
幕間
(
まくあい
)
で、階下は七分通り詰まっていた。
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
峻(たかし)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
さか
(逆引き)
麓の里のやや黒み行く夕暮に、安房なる鋸山の
峻
(
さか
)
しきあたり、「きんだい」といへるが咲きて立ちたる、またなく気高し。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
峻(さか)の例文をもっと
(2作品)
見る
さかし
(逆引き)
打見
(
うちみ
)
れば
面目
(
めんもく
)
爽
(
さはやか
)
に、
稍傲
(
ややおご
)
れる色有れど
峻
(
さかし
)
くはあらず、しかも今陶々然として酒興を発し、春の日長の
野辺
(
のべ
)
を
辿
(
たど
)
るらんやうに、西筋の横町をこの大路に
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
らんとす。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
峻(さかし)の例文をもっと
(1作品)
見る
さが
(逆引き)
悍
(
たけ
)
しい、
峻
(
さが
)
しい、冷たい、氷の
欠片
(
かけ
)
のような厳しい光の眼であった。しかし美しいことは美しい、——悪の美しさの眼であった。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
峻(さが)の例文をもっと
(1作品)
見る
しゅん
(逆引き)
まわりの円味がかった平凡な地形に対して天柱山と吐月峰は
突兀
(
とっこつ
)
として秀でている。けれども
矗
(
ちく
)
とか
峻
(
しゅん
)
とかいう
峙
(
そばだ
)
ちようではなく、どこまでも
撫
(
な
)
で
肩
(
がた
)
の柔かい線である。
東海道五十三次
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
峻(しゅん)の例文をもっと
(1作品)
見る
そそ
(逆引き)
囲まれた本丸とはいえ、
峻
(
そそ
)
り立つ山の上なので、風のない日は少ないといってよい。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
峻(そそ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふか
(逆引き)
かれ
其地
(
そこ
)
に名づけて、
懸木
(
さがりき
)
といひしを、今は
相樂
(
さがらか
)
といふ。また
弟國
(
おとくに
)
三
に到りし時に、遂に
峻
(
ふか
)
き淵に墮ちて、死にき。かれ
其地
(
そこ
)
に名づけて、
墮國
(
おちくに
)
といひしを、今は弟國といふなり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
峻(ふか)の例文をもっと
(1作品)
見る
峻
漢検準1級
部首:⼭
10画
“峻”を含む語句
峻烈
峻嶺
峻岳
峻厳
嶮峻
峻拒
峻嶮
峻峰
急峻
峻坂
峻峭
峻刻
鋭峻
峻酷
険峻
峻別
崇峻
峻辣
峻嚴
高峻
...
“峻”のふりがなが多い著者
饗庭篁村
尾崎紅葉
葉山嘉樹
小島烏水
倉田百三
長塚節
南方熊楠
幸田露伴
島崎藤村
夏目漱石