“峻嶺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆんれい50.0%
たかね33.3%
しゅんれい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫時しばらくすると箱根はこね峻嶺しゆんれいからあめおろしてた、きりのやうなあめなゝめぼくかすめてぶ。あたまうへ草山くさやま灰色はひいろくもれ/″\になつてはしる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
讀者よ、霧峻嶺たかねにて汝を襲ひ、汝物を見るあたかも鼹鼠もぐらが膜を透してみるごとくなりしことあらば、おもへ 一—三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たとえくさりしばられていないにせよ、三人の悪者が此方に注意していないにせよ——何うしても逃げ出されないのだ。四面とも切り落したような峻嶺しゅんれいである。とてもこれをよじのぼって逃ることは六ヶ敷むずかしい。
捕われ人 (新字新仮名) / 小川未明(著)