“峻烈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんれつ81.8%
しゆんれつ16.9%
きび1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、県警察部でも兼五郎を召喚して、これまた峻烈しゅんれつな取調をしたが、兼五郎の所為せいでないから、どうすることもできなかった。
唖の妖女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
江戸から追放といふ峻烈しゆんれつきはまる言ひ渡しを受け、明日は役人が乘込んで來て、かまどの下の灰までも引渡すことになつてゐるのでした。
物に感じやすい捨吉はこの婦人と田辺のお婆さんや姉さんとの女同志の峻烈きびしい関係を読むように成った。殊にそれを一緒に食台ちゃぶだいに就く時に読んだ。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)