“食台”の読み方と例文
読み方割合
ちゃぶだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物に感じ易(やす)い捨吉はこの婦人と田辺のお婆さんや姉さんとの女同志の峻烈(きび)しい関係を読むように成った。殊にそれを一緒に食台(ちゃぶだい)に就く時に読んだ。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お光は頷(うなず)いて、着物着更えに次の間へ入った。雇い婆は二階へ上るし、小僧は食台(ちゃぶだい)を持って洗槽元(ながしもと)へ洗い物に行くし、後には為さん一人残ったが、お光が帯を解く音がサヤサヤと襖越(ふすまご)しに聞える。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
夕飯の時が来て細君も弘も円い大きな食台(ちゃぶだい)のまわりに一緒に成った。その時はもうお婆さんは他の話に移って、捨吉のしたことを咎(とが)めようとする様子はなかった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)